10月25日の東証一部は値下がり数2072銘柄、日経平均が822円安、TOPIXは年初来安値更新

 東証一部の株価指数は、日経平均が前日比822円45銭安の2万1268円73銭、TOPIXは前日比51.15ポイント安の1600.92ポイントで10月25日の取引を終えました。また、14時56分に、一時的にTOPIXは1600ポイントを割り込む1597.51ポイントの安値をつけ、終値でも年初来安値を更新しました。

 23日に9月工作機械受注額(確報値)において、中国向け受注が7カ月連続の前年比割れかつ前年同月比22.0%減少の189億円と発表され、同日発表されたアメリカ中国関連株の草分けであるキャタピラーとスリーエムが発表した四半期決算や見通しが市場を失望させる内容であったことや中国株の時価総額11%に上る中国企業や大株主が融資を受けるために担保に出している株の追証問題が浮上したことによる中国株の下落で、中国景気後退懸念や来月本格化する日本企業の業績上方修正期待の後退が強まったことで日本株も下落していました。

 これに加えて、アメリカ景気変動に対してもっとも先行性があるアメリカ9月新築住宅販売件数が市場予想割れの55万3千件となったことや24日に発表されたユーロ製造業PMIが52.1、同非製造PMIは53.3と、ともに市場予想割れとなったことによる欧州景気後退懸念、テキサス・インスツルメンツが第3四半期発表とともに示した10月から12月見通しが市場予想を下回ったことなどによる半導体株下落によりアメリカ株式が急落し、NYダウが前日比608ドル01セント安、NASDAQ総合は前日比329.138ポイント安で終えました。

 この流れに加えて円高が進行したこともあり、電気機器や精密機器などの海外経済動向の影響を受ける景気敏感株を中心に日本株も急落しました。33業種別指数は全業種が下落し、電気・ガス業や空運業、鉱業、不動産業、ゴム製品がトップ5となる一方で、サービス業、ガラス土石製品、その他製品、医薬品、電気機器がワースト5となりました。

 日経中国関連株50銘柄はパナソニック以外が下げ、第3四半期韓国実質GDPが市場予想割れとなったことを受けて韓国総合指数が1年9カ月ぶりの安値となったことで韓国関連株が下落したことも日経平均の重しになりました。

 東証一部の規模別指数は、前日比で大型株指数が2.86%安で終える一方で、中型株指数が3.28%安、小型株指数が3.83%安で終えました。また、東証一部2109銘柄中、値上がり数は34銘柄、値下がり数は2072銘柄、前日変わらずが3銘柄となり、東証一部の値下がり数は今年最多となったようです。

 ジョンソン&ジョンソンによる完全子会社を目指す1株5900円でのTOBが発表された「ドクターシーラボ」ブランドのシーズホールディングスや第2四半期が会社予想を上回った携帯、デジタル家電、高度道路交通システム(ITS)のソフト検証のベリサーブ、筆頭株主の千趣会と創業家とのMBOを巡る争いが日経新聞電子版に報じられたワタベウェディングがストップ高となりました。また、わかもと製薬が前日比19円高の285円、臨床検査薬大手の栄研化学が155円高の2428円、水道民営化に繋がる水道法改正を受けて、上下水処理の月島機械が66円高の1400円で終えました。

 一方で、OEM 生産拠点のバングラデシュにおける政情不安によるコンピュータ横編機の設備投資低下やシューズ向け横編機の競争激化を受けて、業績予想の下方修正と減配を発表した島精機製作所がストップ安3725円の終値をつけました。

 一方の東証二部は、上場503銘柄のうち、値上がり数34銘柄、値下がり数430銘柄となり、東証二部指数が前日比186.10ポイント安の6947.99ポイントで終えました。

 東証二部銘柄はストップ高、ストップ安はともになく、22日に業績予想の上方修正を発表したナットランナ国内首位級のエスティックが370円高の6160円となったほか、バックミラー最大手の村上開明堂が203円高の2949円、舞台設備、遊戯機械大手の三精テクノロジーズが95円高の1629円、JFEシステムズが113円高の2359円で取引を終えました。ミュゼ ひげ

10月25日の東証一部は値下がり数2072銘柄、日経平均が822円安、TOPIXは年初来安値更新